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回転椅子

ご存知の方も多いと思うが、
我が製作現場には
ちょっと偉そうな椅子がある。

以前、
飛行機内の通販誌に書かれていた
「出来る男よ、椅子にこだわれ!」
というキャッチコピーが心に響いた。
もちろん、
その下には
20万円くらいのすごい椅子が掲載されていた。
ロボットに変形しそうなヤツ。

なるほど、
と思いながらも
当然そんな高いのは買えるわけもなく、
それ以降、
家具屋やホームセンターなどに行くたびに
椅子を見る習慣がついた。
そんなある日、
ホーム○ポで
「通常80000円の品が在庫限り19800円!」
というPOPに目を引かれ
購入してしまったのが
今座っている椅子である。

自分で組み立てるようになってて、
かなり不親切な説明書により
組み立てに苦労したのを覚えている。

当初は肘掛があったが
ギターを弾く者には
これほど邪魔なものはなく
あっさり廃棄。

見た目にはでかく
メッシュで快適そうだが、
やはり値段なりのもの。

そう、
長時間の作業では
腰が痛くなる。
いろんな箇所からの
複合的な要因だと思われるが、
とにかく、
腰が痛くなる。

もう一点問題が。

背もたれが高い割には
車輪のついた足の部分が小さい。

これが何で問題なのかというと、
普段の作業時には
この点では不都合はないのだが、
「くつろぎモード」
という、
とても行儀の悪い態勢のときに
頻繁に大変なことになってしまう。

「くつろぎモード」とは・・・・・

椅子をめいっぱいリクライニングさせ、
足を机の上に上げ放った状態を指す。
(辞書には載っていません)

先述の通り、
背もたれが高く、足の面積が小さいため、
いとも簡単に・・・
後ろにガシャーン!!!
まるでコントのように。
コケル。

毎日ではないが、
1週間に2~3回は背面ダイブしてる。

さすがに何年もダイブしていると
バランス感覚がかなり身について
やばい境界点(臨界点)に達すると
ほぼ条件反射的に態勢を戻せるようになったが、
まだまだ完全に掌握しきれていない。

周りの機材に被害を出さずに
うまくコケルには
かなりのテクニックが必要である。
そう、
下手に抵抗せずに素直に重力に身を任せることがポイント。

結論は、
長時間作業しても腰が痛くなく、
くつろぎモードでも
ダイブの危険性が無い椅子・・・
こんなのにめぐり合いたい。
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